2009-09-26

インドカレーに使うスパイス-ガラムマサラ編

おふくろの味、ガラムマサラ。
ガラムマサラガラムマサーラーgaram masala گرم مسالا गरम मसाला )とは、主にインド料理で使われる混合香辛料の一種である。マサラと呼ばれる混合香辛料は他にも多種あるが、そのうちで最も代表的なものと言える。
「辛いスパイス」として紹介されることがあるが、本来の意味ではない。ヒンディー語の "garam" には「暑い」「熱い」という意味はあるが「辛い」という意味はない。英語訳したときに「熱い」と「辛い」の両方の意味がある英単語"hot" から転じた誤訳であるようだ。実際にガラムマサラは、料理に辛味よりも香りをつけることを目的に使われる。
熱い香辛料と呼ばれる由来は、作る過程で熱を加えるためである(後述)。また、石井利一(S&Bスパイスクッキングアドバイザー)によれば、「この『ガラム』は、“触れてあたたかい”というニュアンス。インドでは、それぞれの家庭で独自の配合で作られていることから、日本でいうところの『おふくろの味』といったイメージがある」とのこと。

使い方は、

使用法

料理に使う場合、香りを逃がさないよう注意する必要がある。煮込む料理なら火を止める直前に加えて、ダマにならないよう全体を混ぜる。盛りつけるま では鍋に蓋をしておければなお良い。暖め直す場合も、その都度少量を加えるのが良いだろう。炒める場合も同様だが、オーブンや直火で焼く料理はこの限りで はない。 市販のカレールーで作ったカレーでも仕上げ直前に加えると風味が増す。
の通り、食べる直前に。